2013.07.27
ナッツとバジルのフーガス
プロヴァンスからコートダジュールにかけての南フランス一帯が発祥地のパン。葉っぱにも似たユニークな形が特長で、石窯を焼く時に窯の温度を調べるために先に焼いたパンだそうです。黒オリーブやベーコンが入ったものをよく見ますが、ここではナッツとドライトマト、バジルペーストの組み合わせでナチュラルなフーガスを作ってみました。
材料(20cmの大きさで1個)
パン用小麦粉 140g
パン用全粒粉 10g
有機天然酵母 2g
砂糖 小さじ1弱
塩 小さじ1/4
ナッツ(アーモンド・マカダミア・ウォールナッツなど)50g
ドライトマト(乾燥で) 3g
バジルペースト 小さじ2
このレシピで使⽤したNovaの商品
作り⽅
①ナッツは炒って飾りになるものを除いて粗みじんにする。ドライトマトは熱湯に10分くらい浸して戻し、刻んでおく。
②パン生地を作る。小麦粉に有機天然酵母、塩、砂糖を混ぜておく。98g(小麦粉の65%)前後のぬるま湯で捏ねて、生地温度が25~27℃くらいになるようにする。ある程度捏ねたところでベジルペーストを加えてなめらかになるまで捏ねていく。最後にナッツとドライトマトを生地に混ぜ込み、30℃前後に保温して大きさが2.5倍、指でおして生地が戻ってこなくなるまで発酵させる。
③めん棒で伸ばして葉っぱの形にする。葉脈のように切れ目を入れて穴を広げる。飾りのナッツを埋め込み、30℃で1時間ほど発酵させる。190~200℃のオーブンで15分前後焼く。
レシピ作成(撮影・スタイリング)
岸田 美紀
東京⽣まれ。1991年らでぃっしゅぼーや(株)スタッフとしてオーガニック流通の世界に⼊る。市場が拡⼤する中で、想いをもって育てられた⽣産物を単なる「モノ」「商品」ではなく、「⾷べもの」として本当においしくいただく「⾷べ⽅」を伝える⽅法を模索し、やがて料理を仕事に。⾃然⾷カフェでケータリング・教室講師などを歴任。⾷べものと主体的に向き合い、⽣産の背景を考えられる⼈を増やすべく活動を続けている。オーガニック流通の商品&販売企画、レシピ開発、⼿作り・雑穀・野菜・発酵⾷などをテーマにした料理教室講師ほか。