2024.11.15
パネトーネ
「パネトーネ」は、イタリアの「コモ湖」周辺でしか採れない特殊な酵母菌を、400年かけて少しずつ種継・凝縮を繰り返して引き継がれたものを粉末化したパン種です。パネトーネ種には発酵菌以外に乳酸菌が含まれており、ボリュームのある柔らかいパンに仕上がります。また、焼き上がったパンは独特のフルーティー香りがして日持ちがします。イタリアのクリスマスに欠かせないパンです。
材料(仕上がり高さ約15cm×2個分)
強力粉 270g
きび砂糖 20g
塩 4g
パネトーネマザー粉末 12g
牛乳 200cc
バター 20g
※洋酒漬けフルーツ 50g
このレシピで使⽤したNovaの商品
作り⽅
①洋酒漬けフルーツの水気をしっかり切り、細かく刻んでおく。牛乳と溶いた卵をあわせ、30℃くらいに温めておく。
②ボウルにバターと洋酒漬けフルーツ以外の材料を全て入れて混ぜる。ひとまとまりになったら台の上に取り出し、生地がなめらかになるまでこねる。なめらかになったらバターをもみこみ15~20分くらいしっかりこねる。生地を広げ、フルーツを何度かに分けてたたみこむように混ぜていく。
③よく混ざったらボウルに生地を入れ、ラップをかけて30℃で2倍くらいになるまで発酵させる。
④2個に分け、丸めて20分ベンチタイムをとる。生地を丸め直し、パネトーネカップに入れる。30〜35℃くらいのところでで60分くらい発酵させる。生地が型の高さまでふくらんだら発酵終了。
⑤180℃に温めておいたオーブンで30〜35分焼く。
※ドライフルーツ各種を刻んでラム酒などアルコール度数の高い酒に浸けこんでおく
レシピ作成(撮影・スタイリング)
岸田 美紀
東京⽣まれ。1991年らでぃっしゅぼーや(株)スタッフとしてオーガニック流通の世界に⼊る。市場が拡⼤する中で、想いをもって育てられた⽣産物を単なる「モノ」「商品」ではなく、「⾷べもの」として本当においしくいただく「⾷べ⽅」を伝える⽅法を模索し、やがて料理を仕事に。⾃然⾷カフェでケータリング・教室講師などを歴任。⾷べものと主体的に向き合い、⽣産の背景を考えられる⼈を増やすべく活動を続けている。オーガニック流通の商品&販売企画、レシピ開発、⼿作り・雑穀・野菜・発酵⾷などをテーマにした料理教室講師ほか。