2022.11.18
ベイグリ
ハンガリーのクリスマス菓子です。イーストや天然酵母でゆるく発酵させた生地に、けしの実やくるみのペーストを巻き込んでいます。家庭で手作りしてお正月にかけていただきます。レーズンを入れたり、好きなスパイスで香り付けをしたりとその家ならではの味に仕上げることができます。
材料(作りやすい分量)
薄力粉 120g
バター 50g
卵 1/2個(残り1/2は仕上げ用)
砂糖 10g
有機天然酵母 3g
牛乳 40g
塩 少々
■フィリング
くるみ 50g
パン粉 10g
水 40~50cc
砂糖 25g
バニラエッセンス 少々
シナモン 少々
レモンの皮 少々
レーズン 15g
このレシピで使⽤したNovaの商品
作り⽅
①卵はいったん白身と黄身を分けて割り、それぞれ半分を仕上げ用にとっておく。生地の材料をボールの中で混ぜ合わせる。全体が混ざったら台に移し、打ち粉をしながらやさしくこねる。なめらかになったら、台に載せたままオーブンペーパーなどで覆い、室温で40分ほど寝かせる。
②フィリングを作る。くるみと水、砂糖をフードプロセッサーにかけてペーストにし、鍋に入れて弱火にかける。シナモン、バニラエッセンス、レモンの皮を加え、最後にパン粉と刻んだレーズンを加える。小豆あんくらいの固さに仕上げる。
③生地をA4サイズくらい、厚さ5mmくらいに伸ばし、冷ましたフィリングを上にぬるはしから2cmくらいはあけておく。
④長い辺を横にして生地の手前の端を、指先で小さく丁寧に向こう側へ折り込んでいく。最後まで巻けたら、巻き終わりの部分を下にする。両端は中に折り返すように仕上げる。
⑤表面全体に卵黄を塗り、冷蔵庫で1時間ほど休ませる。次に卵白を塗って30分ほど休ませる。
⑥オーブンへ入れる前に両側面の端から端まで一直線上に、竹串、もしくはフォークなどで空気穴を作る。180度で25分~30分ほど焼く。
レシピ作成(撮影・スタイリング)
岸田 美紀
東京⽣まれ。1991年らでぃっしゅぼーや(株)スタッフとしてオーガニック流通の世界に⼊る。市場が拡⼤する中で、想いをもって育てられた⽣産物を単なる「モノ」「商品」ではなく、「⾷べもの」として本当においしくいただく「⾷べ⽅」を伝える⽅法を模索し、やがて料理を仕事に。⾃然⾷カフェでケータリング・教室講師などを歴任。⾷べものと主体的に向き合い、⽣産の背景を考えられる⼈を増やすべく活動を続けている。オーガニック流通の商品&販売企画、レシピ開発、⼿作り・雑穀・野菜・発酵⾷などをテーマにした料理教室講師ほか。