2015.07.23
レーズン酵母のおこしかた①
ノヴァのオイルコーティングしていない有機レーズンだからこそ、よい酵母が育ちます。暑すぎない時期にトライしてみてはいかがでしょう。さまざまな方法がありますが、ご家庭で失敗しにくい方法をご紹介します。
材料(適量)
レーズン 100g
水 150cc + 途中追加分(市販のナチュラルウォーター使用)
容器(容量500cc程度の大きめのビン)
このレシピで使⽤したNovaの商品
作り⽅
①洗ったレーズンを煮沸消毒した容器に移し、レーズンが完全に隠れる水を加える。
②酵母液が出来上がるまで、毎日1回容器を振り、フタを外して空気に触れさせる。
◆1日目(24時間後)
レーズンが水を吸ってふくらんでくる。レーズンが水面から顔を出したら少し水を加えて、水中に隠れるようにする。
◆2日目(48時間後)~3日目(72時間後)
レーズンが更に大きくなってくる。表面に小さな泡が確認できてきたら水は加えない。レーズンが上に浮き上がり、泡が盛んに出てくる。この頃からワインの様な香りがしてくる。
◆4日目~5日目
泡が収まり始め、レーズンがスカスカになって浮いてくる。泡が完全に落ち着いたらできあがり。茶漉しに移して、スプーンなどで押さえ、しっかりと搾る。特に底に沈んだ澱には酵母がたくさん含まれているので、濾した酵母液はもとのビンに戻す。
※酵母液は一晩冷蔵庫で休ませてからパン種作りに入ります
レーズン酵母のおこしかた② パン種作り
レーズン酵母のおこしかた③ パン作り
レシピ作成(撮影・スタイリング)
岸田 美紀
東京⽣まれ。1991年らでぃっしゅぼーや(株)スタッフとしてオーガニック流通の世界に⼊る。市場が拡⼤する中で、想いをもって育てられた⽣産物を単なる「モノ」「商品」ではなく、「⾷べもの」として本当においしくいただく「⾷べ⽅」を伝える⽅法を模索し、やがて料理を仕事に。⾃然⾷カフェでケータリング・教室講師などを歴任。⾷べものと主体的に向き合い、⽣産の背景を考えられる⼈を増やすべく活動を続けている。オーガニック流通の商品&販売企画、レシピ開発、⼿作り・雑穀・野菜・発酵⾷などをテーマにした料理教室講師ほか。